Pennyはスケボーじゃない!というスケーターの人へ
2014/05/22
今はまだまだストリートボードが主流のスケートシーン
世界中で人気を集めるPennyなどのミニクルーザーですが、その歴史としてはまだ登場して2、3年なんですね。
求めやすい価格ということもあり、スケボー未経験だったような人から多くのスケーターを増やしています。
ただ、現状のスケートシーンの多くは、まだまだ一般的なストリートスケートボードのスケーターがほとんどです。
スケートパークにおいてもストリートスケボーを使っている人が大半でミニクルーザーは1割ほどです。
Pennyなどミニクルーザーは、誕生して日が浅いということもありますが、スケートボーダーに魅力が知られていないのが現状だと思います。
ミニクルーザーはスケボーではない!?
「ミニクルーザーなんかはスケボーじゃない!!」
今スケートボードをやっている人はPennyなどのミニクルーザーにこんな思いを持っている人も多いんじゃないでしょうか?
実際私も、ストリートスケートボードをやっていたので、Pennyが出たときは正直そう思っていました。
「あんな小さくて、トリックができないものはスケボーとして認めない!しょせんおもちゃだ!」なんて(笑)。
しかし、実際手にしてみると大きな勘違いだったことに気づきました・・・。
Pennyは独自のスタイルを確立した優秀なスケートボードだということに!
ストリートスケボーとミニクルーザーはコンセプトが違う
一般的なスケートボードとミニクルーザーのはそもそもコンセプトが大きく違います。
現在主流のスケートボードは長い歴史の中でトリックが一番繰り出しやすい形を目指して作られてきたものです。
まるで手品のような華麗なトリックの数々はスケートの醍醐味のひとつと言えます。
創造とアイデアをめぐらして、体とデッキのみから繰り出されるトリックで、自分のスタイルや個性を表現するというとても奥深いものがあります。
スケートボードをやっている人はみんなトリックのマスターに向けて練習します。
一筋縄にはいかないスケートの難しさをクリアし、何回も怪我を重ね、いよいよ技が決まったときの達成感はとても素晴らしい感動があるものです。
ただ、スケートの魅力はトリックだけではありません。
Pennyなどのミニクルーザーはプッシュスケーティングをメインとしたクルージング用に作られています。
これはスケート本来の「滑る」楽しさに特化して作られ、非常に快適な乗り心地でスケーティングの面白さを感じさせてくれるスケートボードです。
ストリートスケートボーダーにもおすすめしたいPennyスケボー!
実は、上のような思いを持っているストリートスケートボーダーの皆さんにPennyスケボーをおすすめしたいと思っています!
Pennyなどのミニクルーザーから始めたスケート初心者の人は、慣れない感覚に、プッシュやターンだけでもかなり苦戦します。
けれどストリートスケートボードをやっている人なら、最初はデッキの短さに違和感を感じますが、慣れてしまえばすぐに乗れて楽しむことができると思います。
そしておすすめしたい理由は次の4つ!
かなりのスピード感が味わえる!
Pennyはストリートスケボーに比べてスピードが速いのが特徴です。
フラットでもボウルセクションなどでも、その速くて伸びのあるスピード感は爽快とスリルが味わえます!
スピーディーなスケートに慣れていないというスケーターの人には最適な練習にもなります。
その速さを知ればPennyにハマるかも!?
スケートテクニックが向上する!
Pennyはスケーティングテクニックの向上にも効果があります。
スケボーがかなり上手い人はトリックだけでなく、スケーティング自体が軽やかでスムーズです。
そのため、ただ滑っているだけでもカッコよく見えるものです。
スケボーで「トリックはいろいろできるけど、スムーズなスケーティングがいまいちできない」という人は結構多かったりします。
ミニクルーザーはストリートボードよりデッキが短い分、ステアリングが効きやすく、より繊細なバランス感覚やボードコントロールが求められます。
Pennyスケボーを乗りこなせるようになれば、しなやかでスムーズなライディングの技術向上にとても効果があります!
使い分けて楽しめる!
ストリートスケボーとPennyを使い分ければ便利で、最適なスケートを楽しめます。
がっつりスケートをする時はトリックもできるストリートスケボー。
逆に軽く流したいときや、ストリートクルージングに使うときはPennyがおすすめです。
Pennyの路面に影響されないその快適な走りを一度体験すれば必ず魅力が分かると思います!
お金がかからない!
一般的なスケートボードはけっこうお金がかかります・・・。
スケボー自体の価格も高い上に、頻繁なパーツ交換が求められます。
まずデッキは、よく使う人であれば2、3ヶ月に1回買い換える必要があります。
またトラックやウィ-ルも消耗していくので長くもっても1年くらいです。
さらに、デッキテープによって擦り減ってしまうスケートシューズもちょくちょく買い換える必要があります。
これだけでもかなりの出費になり、意外とお金の掛かる趣味です。
それに対してPennyは最初の約1万円の本体価格以外ほとんどお金がかかりません!
デッキはプラスチックなので折れることも、急に擦り減ることも、水で腐ってしまうこともなくほぼ半永久的に使えます。
ウィ―ルも樹脂製ソフトウィールなので擦り減ることもありませんし、分厚いので中のベアリングも非常に壊れずらく長持ちします。
トラックはグラインドトリックがやりにくいこともあるので、ほとんど擦り減ることもありません。
またPennyは細かい部品まで非常にしっかりと作られているので激しい滑りによる衝撃にも強く、すぐに壊れてしまうこともなくその耐久力は目を見張るものがあります。
もちろんデッキテープを貼らなければスケートシューズも長く使えます!
最後に
今回の記事を見たスケーターさんで、Pennyなどのミニクルーザーをまだやってみたことがない人がいたらぜひやってみてほしいと思います!
また、ミニクルーザーからスケボーを始めた人もさまざまなトリックができるストリートスケートボードはいろんな楽しみ方ができるスケボーです!
余裕があれば挑戦してみてくださいね!
- まだ書き込みはありません