1.ウィールを取り外す
トラックのサイドナットを工具で左へ回してはずせばウィールを取り外せます。
専用工具があればやりやすいですが、一般の工具でも構いません。
'penny' ペニースケートボード解説サイト
PENNY'S MAINTENANCE
Pennyのベアリングは回転力もかなり持続、頻繁なメンテナンスはかえってマイナス!?
Pennyペニーのメンテナンス方法について追記です。
私の考えではPennyペニーに関してのベアリングメンテナンスは不要です。
その理由はベアリングメンテナンスを繰り返し行ったペニーと、まったくメンテナンスしていないペニーを交互に1年以上使い続けた結果、回転力はどちらも変わらなかったためです。
もちろんスケボーに関してベアリングのメンテナンスは重要なことですが、Pennyペニーに関しては非常にしっかりと作られているため必要以上のメンテナンスは効果がないと感じます。
さらに、ベアリングのメンテナンスは正しい手順を行わなければ性能が悪くなることもあります。
ペニーのベアリングメンテナンスについての解説を下部に設けていますが、明らかにウィールが回らなくなったという場合のみにしておいて下さい。
一般のスケボーのように数ヶ月に1回くらいのようなメンテナンスはしなくても大丈夫です。
さすがPenny、精密でしっかりと作られていると思います。
多少のことは気にしない!
スケボーが購入時に比べて「スピードが落ちた!」、「まっすぐ進まない!」といった状態はごく自然な事で仕方がありません。
若干のことでいちいち気にしすぎていたら楽しめなくなってしまいます。
購入時の最高の性能を維持するのは不可能と思って下さい。
しかし、メンテナンスをすれば性能はある程度回復します。
あまりにもライディングに支障が出てきたときはメンテナンスを行って下さい。
ベアリングの破損、ホコリや砂の付着
ウィールの回転が悪くなる理由としては、「砂やちりの付着」・「ベアリングが破損」していることなどがあります。
ベアリングの破損の場合は取り替える必要があります。
トラックのブッシュの傾き
スケボーは購入時は、手で真っ直ぐ押せば真っ直ぐ進みます。
しかし、少し使用していると右か左に傾いて進む事があります。
重心方向に加重が掛かり、ブッシュゴムが傾くためです。
人それぞれスタンスがあり、同じ側に体重が乗り続けるためこうなります。
初めてスケボーを購入された人は気になることですが、こればかりは仕方が無いことのひとつです。
ただ、実際に走行に影響が出るかと言えば、ほとんど関係ありませんので安心して下さい。
スケボーのメンテナンスで一番重要なのはベアリングの部分です。
スピードが落ちる、ウィールの回転が遅くなったときはベアリングをメンテナンスします。
ベアリング部分に付着した砂やちりを綺麗に洗浄します。
1.ウィールを取り外す
トラックのサイドナットを工具で左へ回してはずせばウィールを取り外せます。
専用工具があればやりやすいですが、一般の工具でも構いません。
2.ベアリングを取り外す
各ウィールに2つずつ入っているベアリングを取り外します。
ドライバーなどで円の内側に引っ掛けるようにして取り外しますが、このときベアリングのシールド(横の半透明のカバー)を間違って押してつぶさないように注意してください。
3.ベアリングのシールドを外す
プッシュピンで中央から押し上げるか、オープン・サイドからクリップやペンナイフを使ってベアリング内のゴムのシールドをゆっくりはずします。
汚れていない布や石鹸水で シールドを丁寧に拭いてきれいにします。
もし水を使うなら、ベアリングに戻す前にシールドが完全に乾燥していることを確認してください。
ベアリング内部に見えるボールが、ベアリングの心臓部。ボールに砂やゴミが入ると、回転性能が低下します。しっかりクリーニングしましょう。
4.(ベアリングクリーナがあれば)洗浄水と容器を用意
大さじ一杯の食器用中性洗剤とボトル1/3ほど水を注ぎます。
キャップを絞めたら、ゆっくりとボトルを振りシェイクします。
ベアリングが完全にクリーンになったと思えるまで振り、シャフト上でベアリングを回してチェックしてください。
ベアリングの汚れが酷い場合は、洗剤を多めに入れて2度洗いすると良いでしょう。
クリーニングが終わったら、シャフトからベアリングを取り外し、きれいなタオルで乾かしてください。
ドライヤーなどで乾燥させてもかまいません。その場合、溶剤が目に入ったりしない ように、タオルの上で気をつけて作業をしてください。
5.リーテーナーを外して乾燥させます
洗浄が終わったらリテーナーを外して乾燥させます。小さめのマイナスドライバーなどで裏から押して外します。
乾燥させるときにホコリやチリが入らないようにしましょう。水気が残ってしまうと錆びる原因になるのでしっかりと乾かして下さい。
6.潤滑油を差す・なじませる
ベアリングをしっかり乾燥させたら潤滑油を差します。
できれば、スケートボード専用の潤滑油を使用します。なければ、プラモデル用のグリスなどでも構いません。ただ、自転車用などの吹きつけ油は性能を落としますので使用しないで下さい。
ゴムのシールドを元のポジションに戻しますが、これは簡単にできるはずです。 念のため中央の周りを指でなぞってみて、スムーズでない部分がないか確認してください。 これでベアリングをウィールに取り付けることができます。
7.リテーナー、シールドの装着
ゴムのシールドを元のポジションに戻します。
念のため中央の周りを指でなぞってみて、スムーズでない部分がないか確認してください。
これでベアリングをウィールに取り付けることができます。ゴムのシールドを元のポジションに戻しますが、これは簡単にできるはずです。
8.ベアリングの装着
ベアリングをウィールに装着します。トラックのシャフトにベアリングを装着し、上からウィールを軽く押し当てます。
ウィールにベアリングが入ったのを確認したら、ウィールをしっかり押込みます。(ドライバーの裏などを使用して)
ウィールを手で回し回転にブレが無いか確認します。最後にアクセルナットを締めればベアリングのメンテナンス終了です。
※はめ込むときに力が入りますが、シールドの部分にだけは決して圧迫しないで下さい。
前後のトラック(ウィールごとそのまま)を入れ替える
スケボーは同じスタンスで乗り続けるので、片側に重心かかかり左右どちらかに曲がるようになります。
そのままでも問題ありませんが、対処の方法として前後のトラックを入れ替えれば逆に加重されるため、傾きを少し戻すことができます。